EC-CUBE4.0.2カスタマイズ版を4.0.3へバージョンアップする方法

この記事のインデックス

ご注意!

バージョンアップは、あくまでもご自身の責任で行ってください。
上手くいかない場合の原因を特定することはできませんので、こちらでは対応出来ませんし、責任も持てません。
必ずバックアップを取り、元に戻せる体制を整えてから、バージョンアップをお願いします。

ご自身でカスタマイズ編集されているファイルが、今回のバージョンアップファイルに含まれている場合、ファイルを上書きすると編集箇所がなくなってしまいます。
編集箇所をご確認の上、ファイル上書き後に、ご自身の編集箇所を追加するようにしてください。

(1)プラグインの無効化

プラグインによっては、無効化が必要です。

① 下記フォルダにファイルが生成されていることを確認します。生成されていない場合は、無効化は不要です。
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app/proxy/entity/
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② Product.phpなどが生成されているとき、ダウンロードして無効化が必要なプラグインを突き止めます。

~50行目付近までの箇所に、下記のようなコードがあります。
以下は、例です。

▼Product.php
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use \Plugin\RelatedProduct4\Entity\ProductTrait;
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▼Order.php
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use NameTrait, PointTrait, \Plugin\PaymentComment\Entity\OrderTrait;
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▼Payment.php
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use \Plugin\PaymentComment\Entity\PaymentTrait;
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▼Shipping.php
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use NameTrait, \Plugin\GiftWrappingPaper\Entity\ShippingTrait;
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\Plugin\の後に記述されているのがプラグインコードです。
上の例では、「RelatedProduct4」「PaymentComment」「GiftWrappingPaper」がプラグインコードです。

③ 管理画面のプラグイン一覧で、該当するプラグインを無効にします。

※ EC-CUBE4カスタマイズ版付属の「関連商品プラグイン」(RelatedProduct4)をインストールしている場合は、無効化が必要です。

(2)データベースの追加が必要

次のSQLを実行して、データベースを追加します。

▼MySQL
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ALTER TABLE dtb_order_item ADD tax_adjust decimal unsigned NOT NULL DEFAULT 0;
INSERT INTO dtb_csv (id, csv_type_id, creator_id, entity_name, field_name, reference_field_name, disp_name, sort_no, enabled, create_date, update_date, discriminator_type) VALUES (LAST_INSERT_ID(), 1, null , ‘Eccube\\\\Entity\\\\ProductClass’, ‘TaxRule’, ‘tax_rate’, ‘税率’, 31, false, CURRENT_TIMESTAMP, CURRENT_TIMESTAMP,’csv’);
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▼PostgreSQL
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ALTER TABLE dtb_order_item ADD tax_adjust decimal NOT NULL DEFAULT 0;
INSERT INTO dtb_csv (id, csv_type_id, creator_id, entity_name, field_name, reference_field_name, disp_name, sort_no, enabled, create_date, update_date, discriminator_type) VALUES (nextval(‘dtb_block_block_id_seq’), 1, null , ‘Eccube\\\\Entity\\\\ProductClass’, ‘TaxRule’, ‘tax_rate’, ‘税率’, 31, false, CURRENT_TIMESTAMP, CURRENT_TIMESTAMP,’csv’);
select setval(‘dtb_csv_id_seq’,(select max(id) from dtb_csv));
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(3)ファイルの入れ換えと追加

◆必ずバックアップを取ってから、入れ換え・追加を行ってください。

↓こちらのページをご覧ください。
https://itoben.com/blog/4331.html

「EC-CUBE4.0.3で変更されているファイルと新規追加されているファイル(★印)」に、入れ換えファイルと追加ファイルの一覧があります。

(4)キャッシュ削除

管理画面でキャッシュ削除を行います。
管理画面にアクセスできないときは、キャッシュフォルダを削除します。(フォルダごとで構わないので削除する)

▼キャッシュフォルダ
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var/cache
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(5)プラグインの有効化

無効化したプラグインがある場合は、有効化します。

 

バージョンアップがうまくいかない時は、
入れ換えたファイルを元に戻し、追加したファイルは削除してください。
追加したデータベースはそのままでも支障はありませんが、削除できる場合は削除してください。