パッケージを展開,インストール

(1)ダウンロードしたファイルを展開後,FTPソフトを利用しサーバーへファイルをアップします。5000を超えるファイルがあるので,時間はかなりかかります。

(2)この時間を利用して,データベースを作成しておきましょう。
たいていは,契約しているサーバーのコントロールパネルから,データベースにアクセスできるようになっています。

①データベースの種類を選択:MySQL

②データベース名を入力:任意
私は「joom001」としました。サーバーによっては文字数に制限がある場合もあります。私が利用しているサーバーでは,入力したデータベース名の前に必ずユーザ名が入るので,「コントロールパネルのユーザ名+joom001」がデータベースの名前になります。

③ここで,「データベースの作成」を行います。

④次に,ユーザ名とパスワードを作成し,データベースのユーザとして割り当てます。まずは,「ユーザの作成」を行います。
ユーザ名:任意
パスワード:任意

⑤次に,データベースにユーザを追加します。
ユーザを選択,データベースを選択後,「追加」します。→ユーザ特権管理として,「全ての特権(ALL)」を与えます。
これでデータベース設定は終了です。

(3)今回は,ドメイン直下にインストールします。アップロードが終了したら,ドメイン直下にある「htaccess.txt」ファイルの名前を「.htaccess」に変更します。
「.htaccess」という最初がドットで始まる名前は,パソコン上で名前を変更することができませんので,FTPを使ってアップロードしたファイルをサーバー上でリネームするようになります。
「.htaccess」は,今後書き換えが必要な場合も考えて,サーバーよりダウンロードします。「htaccess.txt」は削除します。これで,パソコン上に「.htaccess」が出来ました。書き換えの時は,このファイルを変更し,サーバーに上書きアップロードすればいいわけです。

(4)さて次は,インストールです。

①ブラウザでドメインにアクセスするとインストール画面が表示されます。ランゲージの選択で日本語が選択されていますので,そのまま「次へ」をクリックします。

②事前確認で,「MB languageのデフォルト」「いいえ」と表示されたら,先ほど名前を変更した「.htaccess」をテキストエディタ等で開いて,最後の行の下に下記(青字)のように追加します。テキストエディタでDreamweaverを使っている場合は,ファイルの種類を「すべてのファイル」とすると,「.htaccess」が対象として表示され編集することができます。

########## End – Rewrite rules to block out some common exploits
php_value mbstring.language neutral

「.htaccess」をFTPで上書きアップロードし,インストール画面の右上「再確認」ボタンをクリックすると,すべて「はい」に変わりますので,続けて「次へ」ボタンをクリックします。

③ライセンスも「次へ」。

④データベース設定では,先ほど作成したデータベースの情報を入力します。
データベースの種類:MySQL
ホスト名:localhost
ユーザ名:○○○_□□□(←コントロールパネルで確認してください)
データベース名:○○○_△△△(←コントロールパネルで確認してください)

⑤「次へ」をクリックして,データベースとの整合性がとれれば,「FTP設定」画面が表示されます。
ここでは,FTPソフトを使用してデータのアップロードを行いますので,「いいえ」のまま「次へ」をクリックします。

「全般設定」では,サイトの名前や管理者の情報を設定します。ここでの設定は,後から変更することもできます。パスワードは初回のログイン時に必要になりますので,メモを忘れないでください。
サイト構築をゼロから行う場合は,サンプルデータのインストールは行いません。初めからチェックが付いていますが,「サンプルデータインストール」ボタンをクリックしないと,インストールされませんので,チェックが入ったままにしておいて構いません。
今回は,ボタンを押して,サンプルデータをインストールします。

下記の4カ所に入力して「次へ」をクリックします。

サイト名
あなたのEメール
管理者パスワード
管理者パスワードの確認

「完了」画面で表示されているように,「installation」フォルダをFTPで削除します。削除しないと管理者ページを開くことはできません。
パソコン上の「installation」フォルダは一応残しておきます。万が一の再インストール時に必要となりますので。
ユーザ名は「admin」に設定されていますので,こちらも忘れずに。


再インストールする場合,「installation」フォルダが必要になりますので,サーバーからは削除しますが,パソコン上には残しておきましょう。
再インストールする時は,「installation」フォルダを再度アップロードし,configuration.phpを削除して,ページにアクセスすると最初のインストール画面が表示されます。データベースの情報はフォーマットされます。