この記事のインデックス
1 データベースを作成
EC-CUBE3をインストールする前に、データベースを作成しておきます。
MySQLまたはPostgreSQL
2 EC-CUBE3アップロード
ダウンロードしたすべてのファイルをサーバにアップロードする必要はありません。
サーバにアップロードするファイルは次の通り。
html
src
vendor
autoload.php
cli-config.php
▼シェルスクリプトインストーラーを利用する場合
eccube_install.sh
▼参考(圧縮したファイルをサーバで解凍)
アップロードするファイルを圧縮しサーバ上で解凍するという方法で行うと、アップロード時のファイルの破壊もなく短時間でアップロードできます。
通常はサーバに合致したパーミッションで解凍されるので、アップロード後のパーミッション変更も必要ありません。
(1)ファイルをすべて選択して、zipファイルに圧縮する。
ファイル名は任意。ここではdata.zip
(2)FTPでzipファイル(data.zip)をサーバへアップロードする。
① ドメイン直下にインストールする場合は下記のように
■http://○○○/data.zip
② ドメイン内のフォルダ(たとえばshop)にインストールする場合は下記のように
■http://○○○/shop/data.zip
(3)zipファイルをPHPで解凍する。
▼zip.php 作成
<!DOCTYPE html PUBLIC "-//W3C//DTD XHTML 1.0 Transitional//EN" "http://www.w3.org/TR/xhtml1/DTD/xhtml1-transitional.dtd"> <html xmlns="http://www.w3.org/1999/xhtml"> <head> <meta http-equiv="Content-Type" content="text/html; charset=utf-8" /> <title>ZIP</title> </head> <body> <?php $zip_file = 'data.zip'; // 展開するzipファイルを指定 $zip = new ZipArchive; if($zip->open("$zip_file") === TRUE) { $zip->extractTo('./'); $zip->close(); echo '成功'; } else { echo '失敗'; } ?> </body> </html>
(4)zip.phpをzipファイル(data.zip)と同じ場所にアップロード
(5)zip.phpにアクセスすると、zipファイル(data.zip)が解凍される。
① ドメイン直下に置いた場合のアクセス
http://○○○/zip.php
② フォルダ内(ここではshop)に置いた場合のアクセス
http://○○○/shop/zip.php
(6)ブラウザに「成功」と表示されれば、解凍が完了。
(7)zipファイル(data.zip)とzip.phpをサーバ上から削除する。
3 EC-CUBE3のインストール
Webインストーラーを利用したインストール方法
① ドメイン直下にインストールする場合は、下記へアクセスするとインストール画面が表示されます。
■http://○○○/html/
② ドメイン内のフォルダ(たとえばshop)にインストールする場合は、下記へアクセスするとインストール画面が表示されます。
■http://○○○/shop/html/
あとは、インストール画面のメッセージにしたがってインストール作業を行います。
1 ようこそ
2 権限チェック
3 サイトの設定
4 データベースの設定
5 データベースの初期化
6 インストール完了
4 EC-CUBE3のURL変更(URLから /html を削除)
インストール完了後、サイトのURLは以下のようになります。
① ドメイン直下にインストールした場合
■http://○○○/html/
② ドメイン内のフォルダ(たとえばshop)にインストールした場合
■http://○○○/shop/html/
/html/ が余計ですので、これを削除する方法は次の通りです。
(1)htmlフォルダ内の下記ファイルを1つ上の階層に移動する。
—————————-
.htaccess
index.php
index_dev.php
robots.txt
—————————-
(2)次のファイルを修正する。
① ■index.php
require __DIR__.'/../autoload.php';
↓【変更】
require __DIR__.'/autoload.php';
② ■index_dev.php
1)
'/../autoload.php'
↓【変更】
'/autoload.php'
2)
'/../app/config/eccube/config_dev.yml'
↓【変更】
'/app/config/eccube/config_dev.yml'
3)
'/../app/cache/profiler'
↓【変更】
'/app/cache/profiler'
(3EC-CUBE3のインストール後、サーバに下記ファイルが生成されているのでダウンロードして修正する。
■/app/config/eccube/path.yml
7行目付近、
———————
root_urlpath: の /html を削除する
———————
(4)上記操作により、次のURLで表示されるようになります。
① ドメイン直下にインストールした場合
■http://○○○/
管理画面:フォルダをadminで登録した場合
■http://○○○/admin/
② ドメイン内のフォルダ(たとえばshop)にインストールした場合
■http://○○○/shop/
管理画面:フォルダをadminで登録した場合
■http://○○○/shop/admin/
(5) オーナーズストア>テンプレート管理で、テンプレートを変更した時の挙動
「URLから /html を削除」して運用している場合、テンプレートを変更するとフロントページが正しく表示されません。
テンプレート変更と同時に再生成される(3)のpath.ymlを修正する必要があります。
テンプレート適用後、新しく生成されたpath.ymlをダウンロードして修正します。
■/app/config/eccube/path.yml
「new_template」はテンプレートコード
front_urlpath: /eccube/ec308pg2/template/new_template
↓【修正】 html/ を追加する。
front_urlpath: /eccube/ec308pg2/html/template/new_template
テンプレートを変更した場合、変更の度に上記の修正を行う必要があります。